「事実上、コロナの特効薬はないので。」

「そうですね、事実上、コロナの特効薬はないので、対症療法になっちゃうんですよね」


その訪問看護師はいった。

コロナ陽性になって 熱のアップダウン、SPO2の低下、意識状態や身体動作ができなくなっていく父の様子について 何度か夜中に看護師へ相談した。

「痛がるんですよ。体が硬直して。。」

「そうですか、コロナで筋肉が痛がる人もいるので、
痛み止めのアンメルツヨコヨコとか、湿布とか貼るのもおすすめです」

父は、熱は37度〜38度の間を行き来、SPO2は95前後だったものが88くらいまで下がっていった。食事量も水分量も減り点滴を始めても悪化の一途を辿り あまりにも苦しさを訴えるので 入院となった。
コロナで入院すると 看取りも出来ず、骨になって帰ってくる可能性もあるので家でなんとか過ごさせてやりたいとがんばったが
口からの水分摂取も拒否するに至ってからは、
それがかえって苦しめているかもしれず、医療処置に委ねるしか苦痛を和らげる方法がないとすれば それを頼るしかないと判断した。

入院した当日は2Lの酸素が必要だったものの、次の日は1L、熱も下がってきたという。
肺炎は「コロナ由来か、他の菌由来による肺炎かわからないが コロナの治療と抗生剤の治療を並行して行います」と言われた。
家に帰ってきたあと下痢と嘔吐を繰り返した母の様子を思い浮かべると
今 点滴の針が刺さる血管を見つけるのに苦労するほど脱水している父へ
そのような治療をされたら、死んでしまうかもしれないと思ったが、
その話を医師としている時に拒絶するだけの気力がわかなかった。
とにかく凄まじいこの数週間

いろんな人からコロナという病気についてしらされた。
まとめると
1)
5日〜10日でなかったことになる「3秒ルールみたいなの」で運用されている。
2)
コロナの特効薬はないが、入院すると とりあえずコロナ治療薬を点滴される
3)抗原検査キットやPCR検査は 陽性になったあと規程の日数を経るとやらない。なぜなら「やると 出る人は何ヶ月でも出てしまうので仕事になんないから」である。

4)
しかし、抗原検査キットで陰性にならないと ヘルパーは来ないことになっている。(仕事になんなくても事業所向けの保険かなんかがあるのではないかとかんぐっている。お金が入れば無問題だからである。)

5)
だいたい5〜1週間くらいで 治る人は治る、お年寄りや基礎疾患がある人は長引く、熱がだらだら出たり、どこで治った、と判断できにくいところがあると 知り合いの医師(コロナ初期から治療に携わっていた)から聞いた。

6)家族や同僚がコロナ闘病をした人からの話
*3日くらいで 治るケースが多い

*同僚は 3週間くらいかかった。一度治ったが肺炎になって入院した。年齢は45歳くらい、ワクチンは3回接種した人。

*私が陽性で、なにも症状がなくて、家族全員が陽性で症状がでました。どれも軽症でしたが。

などなど。


いろいろ勉強になりました。