ひさしぶりにドラマを見る

先日、久しぶりにドラマをみた。
なにやらハンサムな男性が目がみえないシーアイエーだか、エフビーアイだとかのそうさかんをしており、という設定で、
ものすごい都内のタワーマンションみたいなところで気の利いた会話をしながら、殺人事件の捜査をするという奇想天外な番組である。
出場している人々は、そうそうたるメンバーで、一瞬映画かと思うぐらい綺麗な衣装をきた人ばかりで「ああ、東京ってこんな感じだよね」と思いおこした。
昔、東京に出かけた時に あるショップでかけられた衣装をみて
わーいいな、いくらだろう、と思ったら、ユニクロの100倍くらいの値段だったのでびっくりしたことがあった。
こういうものを「1着だけ買うのではなく何百着も買う」みたいな人たちの競争場、が、東京なのだ。
あの綺麗なおべべを買うことを目指して競走馬のように走ることを都会の人々は余儀なくされるに違いない。そこらへんに生えている草には目はいかない。
それ(衣装が買えること)は「おいしいニンジン」なのだから。

などと、連想した。

私の知っている「けいさつしょ」 は、
 
どこにいっても粗末な 築何十年の恐ろしく汚い建物に 押し込められ、低い天井の狭い部屋に いろんな匂いのしみつい(ているように見える)た制服を着た警官がひしめき合ったアナログな世界である。

あんな美しい装飾の億ションみたいな一室から殺人事件を捜査する案件に絡むなんて、なんて素晴らしいファンタジーだろう。

演技力、カメラワーク、どれも 素晴らしい 幻想の物語だった。


ああ、この番組をみて

「しーあいえー 」「えふびーあい」 かっこええ

という幻想が、強化されるのだろうな。と
しみじみ
思った。